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今年観た映画を整理してみました [cinema]

はぃ、ご無沙汰いたしておりました^ ^;
今年はもういいからッ!ってなくらい夏全開な猛暑続きでしたね。
とにかく暑いのがニガテなので、こう暑いとすべてのやる気が削がれるんですのよね。
でもお盆過ぎたあたりからやっと暑さが和らいできたので一安心。

さてさて、最近全然こちらに観た映画を書きこんでいないので
思い出せる限りでタイトルだけ挙げてみたいと思います。

40歳のバージンロード ◎
(500)日のサマー ☆
ブルーノ ☆
月に囚われた男 ☆
恐怖のメロディ
蜘蛛女 ▼
迷宮の女
ニューヨーク、アイラブユー ☆
第9地区 ☆
ある戦慄
BUG
ハングオーバー ☆
ハロルドとモード 少年は虹を渡る ☆
血とバラ
苺とチョコレート
渇き ☆
インセプション ☆
ラブリーボーン ☆
ポーラX ☆▼
彼女の名はサビーヌ ◎
美しい人 ◎
ウェディングベルを鳴らせ! ◎
そんな彼なら捨てちゃえば? ◎
スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦 ◎
夏時間の庭 ◎
サガン 悲しみよ、こんにちは ◎
26世紀少年 ◎
ライフ・オブ・デビット・ゲイル ◎
あの日、欲望の大地で ◎
路上のソリスト ◎
パイレーツロック ◎
ブライダルウォーズ ◎
愛のむきだし ◎
スペル ◎
クリーン ◎
理想の彼氏 ◎
アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち ◎
ママ男 ◎
おろち ◎
戦場でワルツを ◎
ハウエル家のちょっとおかしなお葬式 ◎
ミレニアム ドラドンタトゥーの女 ◎
ニュームーン トワイライトサーガ ◎
パラノーマル・アクティビティ ◎
スノーエンジェル ◎
キャピタリズム マネーは踊る ◎
インフォーマント! ◎
Dr.パルナサスの鏡 ◎
ジョシュア 悪を呼ぶ少年 ◎
ファッションが教えてくれること ◎
地球最後の男 オメガマン
ウェンディ&ルーシー
永遠のこどもたち
フレンジー
赤い風船
フォロー・ミー
M
エレファントマン
裸のキッス

◎;DVD
☆;劇場
▼;リピート

・・・以上、覚えている限りで書き出してみました。
多分、もうちょっと観てるハズなんだけど思い出せない(苦笑)
昨日はやっと話題の「インセプション」観てきたのですが
ヒットしてる理由がわかった気がします。
観終えた後の余韻というか、
見事にインセプションされてしまった気がします(笑)
特にラスト、私は思いこみが強い性格なので
てっきり・・・と思っていたのですが。。。
一緒に観た友達ともう一回確認しあってみるつもりです(笑)
できれば今後、観たいなぁと気になっているのは
「ぼくのエリ 200歳の少女」
「ペルシャ猫を誰も知らない」
特に「ぼくの~」は先日観ようとしていたのですが
気力&体力が追い付かず、結局観れず終い(涙)
今月27日まで銀座テアトルシネマで上映されてるようなので
余裕があれば観に行きたいです。
あと「特攻野郎Aチーム」も何気に気になる今日この頃です。

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実はディカプーの映画を劇場で観たのは初めて。

↓ここをみたら頭が少し整理されました。
http://livedoor.2.blogimg.jp/antenna22/imgs/b/3/b3910459.jpg

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クリーン [cinema]

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愛する夫を失い、ひとり息子とも引き離された母親が失った絆を取り戻すために自ら生まれ変わることを誓い、悲しみと絶望の底から這い上がろうともがいていく姿を描いた感動ドラマ。監督は「イルマ・ヴェップ」「DEMONLOVER」のオリヴィエ・アサイヤス。監督の元妻で「イルマ・ヴェップ」以来の共作となった主演のマギー・チャンは、本作の演技でカンヌ国際映画祭女優賞に輝いた。共演に「白い刻印」のニック・ノルティ、「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」のベアトリス・ダル。  ロックスターのリーを夫に持ち、自らも歌手として成功することを夢見るエミリー。2人にはジェイという幼い息子がいるが、彼らの手を離れ、今はバンクーバーに住むリーの両親に育てられていた。そんなある日、リーがドラッグの過剰摂取で帰らぬ人となってしまう。この事態を未然に防げなかったことで周囲から責められるエミリー。やがて6ヶ月後、彼女は全てをリセットしようと、かつて住んでいたパリへ向かう。しかし、息子を取り戻すためには何でもする、と決意を固めたものの様々な想いが交錯し、これまで自分勝手に生きてきた報いのごとく孤独の深淵に打ちひしがれていくエミリー。そんな中、義父のアルブレヒトがジェイを連れロンドンに滞在しているとの報せを受ける。そして2日間だけ息子と会う機会を得たエミリーは、ジェイと数年ぶりの再会を果たすのだが…。

<ネタばれありなのでご注意ください!>
この映画、友達に観たら感想を聞きたいと言われていたので、久々にブログを更新しました。
数ヶ月前にツイッターを始めたので、そっちにはブツブツと書いてはいたのですが、
長文は久しぶり。読みにくかったらごめんなさい。
オリヴィエ・アサイヤス監督の作品で記憶に残っているのは、
最近DVDで観た「夏時間の庭」くらいで、
以前、マギー・チャン主演で撮られた「イルマ・ヴェップ」も観たことがないんです。
(ジャン=ピエール・レオーが出てるなら廃盤になる前に観ておけば良かった・・・)
この作品は友達に薦められたのもあったけど、ストーリーの設定にも興味がありました。
ミュージシャンのトリッキーが出演しているのもちょっと気になったし。
主演のマギー・チャンは撮影時40歳くらいだったらしいのですが(ちなみにこれは2004年作品)
「イルマ・ヴェップ」でキャットスーツみたいなのを着せられてたときと同じくらいスリムでエイジレス。
カナダ、サンフランシスコ、パリ、どの街にいてもスッと馴染んでしまう不思議な魅力があります。
この作品の設定ではミュージシャンの彼氏との間に男の子がひとりいるんですが、
彼氏の実家(カナダ)に預けっぱなしで育児放棄したまま。
そんな彼女が、パートナーの急死によってすべてを失ったことで
やっと息子への愛情に気が付き、彼に会うために生まれ変わる決心をします。
そんな彼女の努力を知り、感銘を受けた義父が
滞在先のロンドンからわざわざ彼女の息子を連れてパリにいる彼女に会いに来るのですが
ニック・ノルティ扮するこの義父の懐の深さというか、人間として器がとても大きい人で
彼の息子を薬で堕落させ、死に追い詰めたというまわりの噂に振り回されることなく
人生を再出発させるために出来る限りサポートして彼女の支えになってくれるんです。
絶望の淵から這い上がろうと努力するにも、
こういう人のサポートなしでは決して立ち上がれないはず。
ベアトリス・ダル扮する彼女の旧友も、
ジャンキーだった彼女を非難するでもなく、ありのままの彼女をただ受け入れてくれる。
いつもは怖~い役が多いダルねぇさんですが、
今回は主人公をそっと支える友達をさりげなく演じてました。
タダものでないオーラはガンガン放っていましたが(笑)。
孫が自分をどう思っていると思う?と妻に聞かれたニック・ノルティが
「多分、バカだと思われてるんだろうけど、でも全部わかってるんだ」
みたいなことを語るシーンがあるのですが、
この義父は本当にそういう人なんだなと思います。
死んだ息子の彼女を責めることの方が、彼女を救うことよりずっと楽なはずだけど
息子の運命や、その息子の運命によって翻弄された彼女の人生も
彼なりに受け止めて理解してくれていたのかなって。
ラスト近くで、息子のために音楽を諦めてまっとうに生きようとする主人公を見かねて
そっと後押しまでしてくれるんですよね、このじいさんときたら!(大泣)
結局、堅気な仕事より夢を追う方を選んだ彼女に、「それでこそ君らしい」と言うじいさま。
そんなことをさらっと言えるあなたが素晴らし過ぎる。
確かにマギー・チャンは熱演したいましたが、
(歌まで披露したり)
私はニック・ノルティの演技の方に感動しちゃいました。
彼ってちょっと荒くれ者みたいなイメージがあったので、
こういうさりげなく繊細な演技ができる人だったんだというのが、とっても新鮮でした。
・・・人間、ひとりぼっちで生きてると思ったら大間違いなんだなって
当たり前のことを再確認した思いでございます。
あ、あと気になっていたトリッキーですが、セリフ一個もありませんでした(笑)。


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渇き [cinema]

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「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」の鬼才パク・チャヌク監督が、吸血鬼となってしまった神父を主人公に描く禁断のラブ・ストーリー。エミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』をモチーフに、聖職者でありながら図らずも吸血鬼となってしまい、挙げ句に人妻と恋に落ちてしまった男が、信仰と欲望の狭間で葛藤しながらも罪を重ねていくさまを、ユーモラスなタッチを織り交ぜつつグロテスクかつ官能的に描き出す。主演は「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」の名優ソン・ガンホ。共演にキム・オクビン、キム・ヘスク。  病院で重病患者たちを看取ることしかできない自分の無力さに絶望したカトリックの神父サンヒョンは、アフリカの研究所で極秘に進められていた致死率100%の謎のウイルスに対するワクチン開発に、自ら実験台として参加する。ほどなく発病し、命を落としたかに思われたサンヒョンだったが、正体不明の血液を輸血され、奇跡的に生き返る。帰国したサンヒョンは、信者の一人から病弱な息子の祈祷を請われ、幼なじみのガンウと再会する。彼はそこで一家に虐げられているガンウの妻テジュと出会い、思いがけず心惹かれていく。そんな中、彼の肉体はいつしかヴァンパイアのそれへと変貌、生き血を吸わなければ生きていけない存在となってしまったサンヒョンだったが…。

<完全にネタばれしてるのでこれから観る!という方はご注意ください。>

生まれて初めてお金を払って韓国映画観てきました。
なぜなら大好きな吸血鬼映画だったから!
パク・チャヌク監督の「オールドボーイ」も結構好きだったし
予告編を観てこれは期待できるかなぁと思ってました。
ところが・・・うーん、のっけからなんとなく映画の世界に入って行けず。
なんでなんでしょう、なんとなく筋は分かるんだけど
冒頭あたりはなんだか慌ただし過ぎて
聖職者としての苦悩というのが全く伝わってこなかったせいか
アフリカのウィルス研究所に死を覚悟で行った主人公の心境もあまり理解できなかったです。
あとから”あぁそういうことなの?”ってカンジで完全に映画の世界に遅れをとってしまった私。
あとあらすじには”信仰と欲望のはざまで苦悩する”って書いてあるけど
私にはその苦悩がまったく伝わってこなかったです。
生前に神に仕えていた身だったわりにはわりと簡単に人妻と不倫してるし。
主人公はウィルス研究所のあるアフリカに行った時点で
聖職者としての自分を”殺した”わけですから
ヴァンパイアとして甦ったときから神への信仰なんてもう意味が無いし
そもそも神父としての苦悩なんて持ってる方がおかしい気がします。
エミール・ゾラの原作も読んだことがないので
どこまで原作に沿って描いてるのかわかりませんが
ヴァンパイアにウィルスに不倫に殺人に神への信仰・・・
ちょっといろいろ盛り込みすぎ?
やっぱり盛り込みすぎると焦点がぼやけてくる気がしました。
あとこの映画でダメだったのが音でしょうか。
吸血鬼として血を吸ったり、
人妻との快楽に溺れて欲望むき出しのときの音がとにかく生々しくて
私はちょっとダメだった・・・何もあそこまで下品にしなくてもと思うのですが。
別にお上品なのが良いとは言いませんが、生理的にちょっと・・・ってカンジでした。
後半あたり、自分を騙し夫を殺させた人妻を怒りのあまり殺してしまったあと
思い直して自分の血を飲ませることで吸血鬼に変えたあたりから
ちょっと映画のトーンが変わってちょっと面白かったです。
もともと自分の不幸な身の上を呪っていた人妻。
不死身のパワーを与えられたことで有頂天になり
嬉々としながら人を殺め血を貪っていきます。
よく出てきますよね、こういう自制の効かなくなる吸血鬼って。
でも美しさ倍増なうえものすごく生き生きしてるから余計怖い。
そんな人妻の行く末を恐れ、彼女とともに日の出前の海に向かう主人公。
結局はふたりとも灰となってしまうのですが
最後のあがきの場面も妙に長い気がしました。
随所にユーモラスな場面も入れていましたが
全体の重い雰囲気のせいで笑う気にすらなれず。
映画を観終わったあとはたとえがアレなのですが
おもーい生理が終わったような気分でした。
このじっとりとまとわりつくような湿度の高さはアジア映画独自のものなのかしら?
吸血鬼というと優雅で美しい悪魔といったイメージですが
ここに出てくる吸血鬼は欲望がむき出しで
まるで人間の強欲が露出しているような居心地の悪さでした。
子どもっぽいと言われても
私はやっぱりアン・ライスの描くようなヴァンパイアの方がいいかな(苦笑)
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(500)日のサマー [cinema]

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ずっとずっと観たかったこの作品、やっと観ることが出来ました。
まず言いたいのが音楽の使い方の秀逸さ。めちゃくちゃセンス良い。
監督のマーク・ウェブって初めて聞く名前だけど、
いろんなミュージシャンのPVを撮ってる監督なんだって。
確かに映像的にも随所に工夫が見られるし、音楽の使い方がうまいのも納得。
オープニングで主人公のトムとサマーの幼い頃の映像が2分割されて流れるのですが
それにレジーナ・スペクターの情緒あふれる美しい声がかぶさることによって
非常にノスタルジックな雰囲気に溢れ、まるでキラキラと眩い思い出の断片のようで
愛おしさで思わず笑みがこぼれてしまうようなそんなステキな始まり。
たぶんレジーナ・スペクターの曲の効果が絶大だと思うんですけどね。
今までこのミュージシャンのこと知りませんでしたけど、
昔のトーリ・エイモスから妖気を抜いたような感じでしょうか。
すごく気に入ってしまって、さっそくi tunseで購入してしまいました。
で、本編なんですけど、まず”この映画は恋愛映画ではありません”
というアナウンスが最初にあったとおり
運命の相手だと信じた女の子に失恋した主人公が殻を破って前に進んでゆく成長物語でした。
ある日、サマーという女の子の出現で恋のマジックにかかったトムの気持ちの揺れ動く様を
いろんな表現方法で私たちに見せてくれるので、飽きることなく楽しめる作品です。
(完全にトムの思いが強いのですが)トムがサマーと出会って恋に落ちて
そして気持ちが離れていくやるせなさをトムの視点で私たちは見続けていく訳ですが
タイトルどおり500日という期間をシャッフルして見てゆくので、
あるときは恋に舞い上がって有頂天なトムが街中に出ると
急に映画がミュージカル調になったと思ったら
次の瞬間には日付がシャッフルされて思いきりどんよりした表情で現れたりと
そのあまりの違いようが滑稽でクスっとしてしまったり。
日付がシャッフルされてるから、
恋が始まったばかりの頃のすべてがバラ色みたいな日々と、
思いとは裏腹に心がすれ違って何もかも最低に見えてしまうような
そういったトムの心情のコントラストがなかなか面白かったです。
でも結局、サマーがトムを本当に好きだったのかヒジョーに微妙ですし、
サマーが魅力的な女の子なのは十二分に伝わってきましたが
女の私から見ると、運命の恋を信じるトムが自分を好きなのを利用して振り回した挙句、
飽きてポイ捨てた酷い女に見えました。
(もしかしてコレは完全にオトコ目線で描かれているから??)
そんな意味で、いまいちサマーを好きになれなかったのが残念。
個性的な女の子を演じたらピカイチのズーイーですが、
同じようなキャラで演じた「イエスマン」のときのキャラの方が可愛かったかなぁと。
それでもやっぱりトムが運命を感じてとりこになってしまうという設定が充分理解できるほど
サマーは可愛いです。可愛くて憎らしいくらいに。
とりあえず音楽好きにはたまらい設定(主人公トムは内向的性格でジョイデヴィやスミス好き)や
魅力的なキャストのおかげで充分見る価値のある作品に仕上がっていると思います。
でも何より私がこの映画を観て得たものは
レジーナ・スペクターというミュージシャンを知ったことです。
それだけでも私にはこの映画に感謝したいくらい。


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とりあえず恒例のヤツ [cinema]

なんだかんだで、あっという間に大晦日がやって来てしまいました。
ココに書き留めておきたいことはいくつかあったのに
結局ほとんど更新できないまま一年が過ぎてしまいました。トホホホホ(涙)
とりあえず今年観た映画のマイベイストを作成してみました。

リリア4ever
・・・私ってどうしてこうも救いのない映画に惹かれるんだろう。
確かに観ていて滅入る内容ではあるんだけど、この映画の持つパワーは本当に力強い。
オープニングから一気に映画に引き込まれてしまいましたから。
そして暗い現実とは対極的なラストの映像の美しさ。
映画専門チャンネルが買い付けた作品らしいので、
シネフィルイマジカでしか観られない作品なのが本当に残念。

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ウォンテッド
・・・アメコミをまんま映像にしたカンジだけど、
作り手の遊び心を感じるし、何より観ていて痛快なのが素晴らしい。
弱虫くんなジェームズ・マカヴォイも良かったけど、
やっぱりアンジーねえさんの本領発揮な演技が最高。
強い女がここまでサマになる女優もなかなか居ないよね。

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イエスマン
・・・普通ならスルーするけど、ズーイー・デシャネルが出てから観ました。
ところが思った以上に面白かった。
特にズーイー、ちょっとエキセントリックな可愛い女の子がハマり過ぎる。
ただジム・キャリーとはあまりお似合いじゃない気もするが。
もし私がオトコならズーイーみたいな彼女がほしい。

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イングロリアスバスターズ
・・・なんだかんだでタランティーノ映画は観る前からわくわくしちゃう。
で、観たらさらに大興奮(笑)。
興奮冷めやらぬうちにココに書き留めておこうと思いつつ、はや大晦日(苦笑)。
ブラピは別にどうでも良かったけど、
ランダ大佐、もう最高ですね!人間のエゴ丸出しで、これまた観てて気分爽快です(笑)
ラストの盛り上げ方も期待を裏切らない内容でした。
メラニー・ロランの高笑い、私も真似してみたいです、いつか。

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ヤング@ハート
・・・これ、今年の初めに観てたんですね。
もっと前に観ていたような気がしてたんですが。
年の初めにコレを映画館で観て号泣してましたっけ。
片足棺おけに突っ込んでるようなじいさん・ばあさんたちの
歌にかける情熱に教えてもらった気がします。
人間、やる気さえあれば遅いことなんてないし、
その気持ちが不可能を可能に変えることさえあるんだって。
可能性に限界を作ったらそこで終わりなんだよね、たぶん。

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屋敷女
・・・コレをベストと呼ぶべきか・・・でもインパクトは強烈でした。
フランス製のスプラッターホラーって初めて観た気がしましたが
なんかアメリカの突き抜けた嘘っぽさに比べると
リアルで生理的に気持ち悪かったです。
一般女子、とくに妊娠中の人は観ない方がいいです。
それにしても血の気の多い女、ベアトリス・ダル。
アンタはホラーが似合いすぎる。

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明るい瞳
・・・そんなに期待しないで観てたら、
なんだか主人公の情緒不安定なお姉さん(おばさん?)にすっかり感情移入。
後半、父親のお墓探しに行くところから映画のトーンが変わって
ほとんど会話のない静の映画になっていくんだけど
この後半のところが特に好きかな。

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トワイライト
・・・すいません。ベタで。
でも思ってた以上にコレも面白かったものですから。
ベジタリアンの吸血鬼が出てくるあたりも新鮮だったし
必要以上にやたらとアクティヴ&アウトドア派で
山や木をものすごい速さで駆け上っていくわ、
アメリカ生まれらしくベースボールまでやってのけるスポーツマンぶり。
(しかも怪力だからみんなホームラン)
そういう細かい設定がなかなか面白いんですのよ。
ところでアメリカではエドワード役のロバート・パティンソンが大人気なんだって。
白塗りのせいでヒゲの濃さが目立って私は気持ち悪かったけど。
それに顔が爬虫類っぽい気がする。ファンに怒られそうだけど。
いつも苦悩顔のクリステン・スチュワートはハマってましたね。
それにしても吸血鬼映画ってなぜだか惹かれるんですよね。
たんにホラー好きの血が騒ぐだけかもしれませんが。

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ウォッチメン
・・・原作も読んでないし、ヒーローものってそんなに好きじゃないけど
監督が「300」のザック・スナイダーだから観ました。
「リトル・チルドレン」で変質者役だったジャッキー・アール・ヘイリーが
今回はヒーローのひとりとして出演していて
「リトル~」のときは、ただただキモいおっさんだなと思ったけど
今回はとっても声の渋いおじさまに変貌していて驚いた。役者ってスゴいね。
映画自体は2時間半くらいあるけど、ストーリーは駆け足で過ぎてゆくので
ついて行くのがちょっと大変だったかな。
もっとじっくり観てみたい場面などもあったのでちょっともったいない気も。
でも相変わらず映像は斬新で美しかったし
(特にロールシャッハのマスクに描かれた(?)ロールシャッハの絵がうねうね動くのが印象的)
2時間半飽きずに観れました。

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ランジェ公爵夫人
・・・この作品でギョーム・ドパルデューを俳優として再評価できました。
義足なのを全く感じさせない立ち振る舞いやオーラ、堂々とした佇まいは
将来、父親と同等かそれ以上になれる可能性を充分備えていた人だと思います。
フランス映画界は本当に惜しい人を無くしましたね。
この作品ではナポレオンを救って英雄となった将軍が
公爵夫人の恋の駆け引きに翻弄されるという役なのですが
次第に公爵夫人の方が将軍に強く惹かれてしまうんです。
確かにそれだけの色気がギョームには十二分にありました。
ちょうど油ののった時期だっただけに、彼の死は本当に残念。

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今年は約90本くらい映画を観ました。
例年より少し少ないかも。
見逃した作品も結構あります。
来年は今年以上にたくさん映画を観られるといいな。
そして人生のエッセンスとして活かせるような作品にめぐり合いたいです。
ちなみに来年は(500)日のサマーが劇場で観る1本目になりそうです。

えーっと、今年はめっきり更新が少なくなってしまいましたが
来年はできる限り書き留めてアップしたいと思います。
それではみなさまよいお年を☆




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今年観てきた映画&これから観たい映画 [cinema]

どぅもです。半年ぶりの更新になっちゃいましたね(汗)
ずっと”いつ更新しよっかな”と気になっていはいたんですが、
気づけば、もう9月・・・。はやいものです。
いくつか書きたいコトはあるんですが、
まずはですね、今年観た映画を、ざっとおさらいしてみます。

モンテーニュ通りのカフェ
ヤング@ハート
シャイニング
デジャヴ
屋敷女
ジェリーフィッシュ
あの胸にもういちど
007 慰めの報酬
寝取られオトコのラブバカンス
イレイザーヘッド
彼が二度愛したS
ミルク
未来惑星ザルドス
美しすぎる母
恋愛上手になるために
ジャンパー
幻影師アイゼンハイム
BOY A
天使の宿り木
コッポラの胡蝶の夢
プライスレス
ブーリン家の姉妹
美しい妹
スモーキングハイ
幸せになるための27のドレス
ウォンテッド
ノックトアップ
ある愛の風景
アフターウェディング
シューテムアップ
ジュノ
お買いもの中毒な私!
それでも恋するバルセロナ
ランブルフィッシュ
レスラー
天使の肌
愛より強い旅
ランジェ公爵夫人
水のなかのつぼみ
ジョージアの日記
1408号室
エンゼルハート
さよなら。いつかわかること
ミラーズ
ワンダーラスト
ビハインドザマスク
この自由な世界で
愛を読むひと
リリア4ever
シャッフル
その土曜日、7時58分
ナルコ!
エレジー
ブラインドネス

とりあえず覚えているのだけですが以上です。
このなかで特にインパクトが強かったのは「リリア 4 ever」「屋敷女」「BOY A」など。
・・・ぜんぶハッピーエンドじゃない作品だ(苦笑)

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あとね、映画について最近気になることがあります。
前々から言われていたコトですが邦題のセンスの悪さ。
「彼女が二度愛したS」とか「あなたは私の婿になる」って・・・。
前以上にヘンテコな邦題が増えてる気がするんですけど。
あまりのセンスの悪さにタイトルとして適当なの?って耳を疑ってしまいます。
いっそ原題のままの方がマシな気がするんでけどね。英語の勉強にだってなるし。

さて、それから今後観たい作品なのですが、

ココ・アヴァン・シャネル
・・・今年から来年にかけて3本もシャネルの映画が公開されるそうですね。
シャネル役でいちばん迫力ありそうなのは
アナ・ムグラリス版のシャネルのような気がするんですが
(「シャネル&ストラヴィンスキー」ヤン・クーネン監督の作品)
なぜこのオドレイ・トトゥ版が観たいかというと、アレッサンドロ・ニヴォラが出演してるから!
英国人の役を演じることが多かったようですが、今回は仏人?
ってか、フランス語が堪能だったんですね、さすがイェール大卒。

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サンシャイン・クリーニング
ずっと気になっていて、シネクイントで観ようと思っていたんですが、
ウチの近くの(って言っても車で4,50分かかりますけどね)
シネコンで期間限定で上映されるらしく
それまで観に行くのを我慢してました。
エミリー・ブラント、結構好きなんです。

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「(500)日のサマー
ズーイー・デシャネル、「銀河ヒッチハイクガイド」の頃から大好きです!!
この作品では彼女の魅力が存分に発揮されてるようですし、
ストーリー自体もすごく面白そう!
ちなみに主人公は草食系男子らしいです。

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イングローリアス・バスターズ
公開予定日は11月20日、ナント私の誕生日!
これは初日に観るしかないっス!
ブラピはあんまし好きじゃないけど、
タランティーノの新作なら劇場で観てみたい。
クラピッシュ監督の「PARIS」に出ていた美少女メラニー・ロランも出てるみたいです。
(美少女って言っても、すでに25歳みたいだけど)
それにあのイーライ・ロス監督が、今回は出演者としてクレジットされてます。
なんとゲストにマイク・マイヤーズも出てるらしい。
で、ナレーションはサミュエル・L・ジャクソン大先生だそうで。
タランティーノならではの音楽の使い方も気になるところです。

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BURN AFTER READING [cinema]



コーエン兄弟の最新作「バーンアフターリーディング」の予告編になんとelbowの”Grounds for Divorce”が使用されている!!!(多分こんなことで喜んでるのってワタシくらいかもしれないけど・・・)これって予告だけで本編で使用されてるのかな。とりあえずコーエン兄弟だし、キャストはジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、ブラット・ピット(チャラ男役?がピッタリ)なら観に行こうかな。

「バーンアフターリーディング」公式サイト

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ちょっとユルいノリのコメディっぽくて期待大です。
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マリアンヌ・フェイスフル! [cinema]


やわらかい手 スペシャル・エディション [DVD]

やわらかい手 スペシャル・エディション [DVD]

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「あの胸にもういちど」のマリアンヌ・フェイスフルが、幼い孫を助けたい一心で飛び込んだ未知の世界で新たな人生を見つける初老の女性を演じるハートフル・ドラマ。孫の手術費を稼ぐためそれまで無縁だった性風俗店で働き始めた主人公を巡って繰り広げられるホロ苦くも温かな人間模様をユーモラスなタッチで綴る。共演に「アンダーグラウンド」「美しき運命の傷痕」のミキ・マノイロヴィッチ。監督はCMディレクターとして活躍し、本作が長編2作目のサム・ガルバルスキ。  ロンドン郊外の小さな町。平凡な人生を送ってきたまじめな主婦のマギー。そんな彼女の最愛の孫、オリーは難病に苦しんでいた。そしてある日、6週間以内にオーストラリアで最新の手術を受けなければ助からないとの宣告を受けてしまう。息子夫婦にそのための費用を工面する余力はなく、マギーは自分が何とかしなければと金策に奔走するが、どれも上手くいかない。そんな時、偶然目にした“ホステス募集・高給”の貼り紙に釣られ店を訪れる。ところがそこはセックスショップで、マギーの手を見たオーナーのミキからは、壁の穴越しに手で男をイカせる仕事をあてがわれる。一度は逃げ出したものの、孫のためと覚悟を決めその“仕事”を始めたマギーだったが、意外にもゴッド・ハンドと評判を呼び、たちまち売れっ子になっていく。

公開時話題になっていた「やわらかい手」がWOWOWで放映されたので観てみました。
こういう突飛な行動に出るのって昔の「フル・モンティ」を連想させますね、確かに。
だけど、あの作品のようなコミカルな要素はほとんどなく、
今作の雰囲気は、いかにもイギリスといった重く暗い空の色が象徴しているかのよう。
オーストラリアで手術が必要な愛する子供のため費用を工面したいのに、
その当てがなく途方に暮れる両親。
そんな絶望的な状況のなか諦めないのがマリアンヌ・フェイルフル扮するマギーおばあちゃん。
絶望のあまり諦めモードの息子夫婦を尻目に、
働く当てなど全くないにも関わらず仕事を探しまわるど根性ぶり。
そんななか飛び込んだのがいわゆる風俗なわけですが、
そこで自分も知らなかった新たな才能を発揮し、
瞬く間に稼ぎ頭になってしまうというのはちょっと出来過ぎな気もしますが、
まぁこれは映画だし、ある程度現実離れしていてもご愛敬かな、と。
誰かもこの映画のコメントで書いてましたが、これは主人公マギーの成長物語に思えます。
長年夫に従い続け夫が亡くなったあとは、
近所の同世代の主婦たちとなんとなく言われるがまま暇を持て余していたマギーが
ある世界に飛び込むことによって殻を破り、自ら望んだ人生を選択して生きていく訳ですから。
正直、オーナーのミキとの恋愛は有りなんだろうか?とも思うのですが、
もしかしてこんな大人の恋愛も有りかなと納得させてしまうくらいマギーが生き生きと輝いて見えるんです。
コレはひとえにマリアンヌ・フェイスフルの存在感のなせる技なんじゃないでしょうか。
一見着ぐるみを着てるようなぽっちゃり体型のおばさんなんですが、
目にとてつもなく強靭な力強さが宿っていて、なんとなくただのばあちゃんじゃないなぁというか、マリアンヌ・フェイスフルが今まで辿ってきた人生が瞳の奥に宿っているような印象を受けました。
この映画でちょっと気になったのは、
孫のために一肌脱いだ母親を息子がなぜあそこまで嫌悪感をあらわにしたかということ。
自分は子供のために何もできず手をこまねいていたくせに、
愛する孫のためにしたその行為自体を毛嫌いする息子の反応には正直ムカっときました。
もしかして自分が工面できなかった費用を、
いとも簡単そうに持ってきた母親への反発心なんでしょうか。
なんかこの親子にもいろいろな確執が見え隠れしているような、そんなシチュエーションでした。
他にも気になる点がいくつかありますが、
主演のマリアンヌ・フェイスフルの力強さに圧倒されてしまい
そんな細かい部分はもぅどうでもいいやと思わせるだけの存在感ぶりなのでした。

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マリアンヌ・フェイスフル、今はおばさんでも昔はこんなに美少女だったんです!!


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’08年のマイベスト10(映画) [cinema]

やっとブログを再開したことですし、勢いにのって連日アップです(^ ^)
ところで!!ワタシの大好きな女優のズーイー・デシャネルが婚約を発表したそうです。
お相手はなんとデスキャブフォーキューテーのVo.ベン・ギバードだそうです。
ミュージシャン繋がりっというのがなんともズーイーっぽいです。
http://cinematoday.jp/page/N0016435

で、本日は年末ということで一年を振り返り、今年一年観た映画のなかでマイベストを決めたいと思います。
毎年手帳に観た作品をメモるようにしていたんですが、
今年はサボってしまい、途中からiPodのメモ機能に書き込み始めたので、観たのに忘れてしまった作品もありそう(汗)。そんな中から今年観たなかでお気に入りの作品を挙げていきます。
以下がそのリストです。

①落下の王国
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・・・映像のマジックもさることながら、アレクサンドリアを演じたカティンカちゃんにもうメロメロで、ワタシの中の’08年主演女優賞は彼女に決定(笑)。めくるめく映像絵巻も圧巻で、この作品は劇場で観て大正解でした。

②アクロス・ザ・ユニバース
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・・・「タイタス」「フリーダ」とエネルギッシュな作風のジュリー・テイモア監督による、全編ビートルズナンバーに彩られたミュージカル風青春映画。ビートルズの楽曲とストーリーが違和感なく溶け合ってるのも素晴らしいです。

③イースタン・プロミス
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・・・前作の「ヒストリーオブバイオレンス」に引き続きヤクザものを作ったクローネンバーグ。いつもの変態描写は影をひそめ万人受けするような作風だったのにも驚いたけど、こんなにシンプルに描いても非常に良い出来になってることにも驚きました。クローネンバーグ、ただの変態じゃなかったんですね(笑)。今回の勝因はなんといってもキャスティングの妙。ヴィゴ・モーテンセンのなりきり演技も舌を巻きましたが、ロシアンマフィアのボスの息子を演じたヴァンサン・カッセルなんてあまりにピッタリ過ぎて観ていて本当に痛快でしたもん。ヒロインのナオミ・ワッツはもう少し若い女優が演じても良かった気がしますが、演技的に好きな女優さんですし、ヴィゴ・モーテンセンとの相性も良かったと思います。とにかくクローネンバーグ、監督の力量をまた見直しました。次回作が楽しみです。

④腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
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・・・主演のサトエリがハマり役で良かったのもありますが、登場人物がみな歪んでるのがブラックユーモア好きなワタシにはかなりツボでした。こんな痛快なブラックコメディが作れる人が日本にいたのが嬉しかったし、この映画の世界はまさにワタシの大好きな世界です。

⑤おくりびと
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・・・これは本木雅弘ことモッくんの熱意によって生まれた作品なんじゃないでしょうか。その情熱に突き動かされた人たちがまた才能を遺憾なく発揮したんだと思います。特に山崎努、余喜美子の存在感は秀逸。こんなにも存在感たっぷりの演技ができる俳優がまだ日本にいたことも嬉しかったです。日本の映画産業も捨てたものじゃないですね。

⑥ホット・ファズ
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・・・エドガー・ライトとサイモン・ペグのコンビならやっぱり前作の「ショーン・オブ・ザ・デッド」の方が好きなのですが、爽快なまでのテンポの良さと英国ならではのナンセンスギャグでグイグイ引き込まれました。前作ほど思い入れが強くないのは個人的にアクション映画がさほど好きじゃないためでしょうか。それにしてもサイモン・ペグとニック・フロストのコンビネーションは前作に増して最強。大好きなコンビです。

⑦コントロール
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・・・大好きなアントン・コービンの初長編作品だったのもあり、期待大で大興奮しながら観た作品でした。2月ごろに観たせいか当初の興奮は冷めましたが、英国の特にマンチェスターの音楽が好きなワタシには特別な作品。イアン・カーティスを演じたサム・ライリーの熱演も印象深かったですし、静かにフェイドアウトしていくラストも気に入ってます。

⑧4分間のピアニスト
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・・・この作品の素晴らしさはなんといってもラストの4分間に集約されています。話自体はそれほど心を動かされるものは感じませんでしたが、ラストの4分間の演奏シーンはもう圧巻。ストーリー以上に音楽の持つ威力に圧倒されました。

⑨地上5センチの恋心
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・・・「アメリ」的おとぎ話の要素がたっぷりなのですが、この作品が良いのは主人公のキャラクターでしょうか。決して裕福な環境とは言えない中年の主人公。カトリーヌ・フロが演じるとこれがとてつもなく魅力的でチャーミング。中年のおばさんがこんなにキュートに見えた作品もめずらしいかも。暗くて重い陰鬱な作品が多いと思われがちな仏映画だけど、こんなにも心がホッとするような作品が観られるのが懐の深さでしょうか。しかもちゃんとエンターテイメントな内容だし。といは言いつつ舞台はベルギーだったりするんですが。

⑩ボラット
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・・・サシャ・バロン・コーエンのコメディアン魂に脱帽。イノセントなキャラのボラットになりきり”ここまでやるか!!”というさまざまな珍事を巻き起こし、アメリカ全土に嵐を呼びます。「ベイウォッチ」のパメラ・アンダーソンに恋してアメリカ横断する姿も個人的には非常にツボでした。

<次点>
ジェーン・オースティンの読書会
ぼくの大切なともだち
イタリア的、恋愛マニュアル

というわけで今回が今年最後の更新になります。
サボり気味なブログでホントにすみませんッ(汗)
よろしければ引き続き来年もどうぞヨロシク[ぴかぴか(新しい)]
’09年がみなさまにとって素晴らしい一年になりますように。


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今月観た3本 [cinema]

このブログ始まって以来、更新するのに1ヵ月も空けてしまいました。
書きたいことはいろいろあったんですが、書く気力が湧いてこなかったみたいです。
こんな調子で来年もこのブログを続けていいものか迷いもあります。
止めようか、ちょっと趣向を変えようか、なにか変えていかないと中だるみしてる気がしますし。
ブログだけじゃなく、来年はいろいろと変化してみたいなぁと思っています。
まわりはどんどん変化していくのに、自分だけずっと足踏み状態のままなので。

ところで年の瀬も押し迫ってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
わたしは今月、劇場で3本映画を観て来たので
3本まとめて感想を綴ってみたいと思います。

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まず1本目は公開を待ちわびていた作品、ミヒャエル・ハネケ監督のハリウッド版「ファニーゲームU.S.A.」。セルフリメイクで、キャストがナオミ・ワッツとティム・ロス、マイケル・ピットと聞けば
いやがおうにも単館映画好きの血は騒ぐわけで(笑)。
オリジナルの方を初めて観たときは悪趣味だけど、まるでバーチャルゲームをしているかのような
徹底した暴力と殺人描写に逆に爽快感すら感じたものですが、
今回のはハリウッドバージョンだけあってキャストが豪華で、しかも演技派。
不条理なほどの悪趣味な感覚は充分伝わって来たけど
ゲームのような爽快感は今回全く無く、役者の熱演ばかり気になってしまいました。
でもナオミ・ワッツの緊迫演技は相当な迫力です。
いたぶられ恐怖におののく姿がこんなに様になる女優だったんですね。
ってか、この人ってこういう重苦しい作品を好んで出ている傾向があるみたい。

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「ブロークン・イングリッシュ」はN.Y.に住む30代独身のキャリアウーマンとパリジャンの恋愛というテーマと、メルヴィル・プポーが出てるのにつられて(笑)観ました。メルヴィル・プポー、結構好きだったりします♪
主演のパーカー・ポージーのナチュラルな演技は好感が持てて良かったのですが、
ストーリー的には先が読めてしまう内容なのがちょっと残念。
この程度の内容ならアメリカのドラマの方がもっとクオリティが高い気がするし。
なんとなく音楽の使い方もちょっと今の感覚からズレてるというか、
音楽が映像に合ってなくて浮いてるような気がしました。
「おくりびと」を観たときも思ったことだけど、映画における音楽のポジションってとてもとても大事だなぁと改めて実感。
個人的にはデヴィッド・リンチ作品で目立ってたジャスティン・セローがモヒカン頭の浮気な俳優役で出てたのが嬉しかったです。「マルホランド・ドライヴ」の時から気になってた俳優だったんですが(顔も濃いし・笑)、彼の経歴を調べてみたら、なんと「トロピック・サンダー」で原案・脚本にクレジットされてるじゃありませんか!!!そのうち「マルホランド~」の役のように監督業にも進出しそうですね。

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「パリ」はセドリック・クラピッシュの新作。
ずばりパリがタイトルになってるし、予告を観た時点でコレは劇場で絶対観ようと決めていました。
ただジュリエット・ビノシュが今回クラピッシュ作品に初参加しているということで
ビノシュが苦手なワタシはそこがちょっと気になりました。
今回ビノシュはロマン・デュリス扮する心臓移植手術を待つ病気の弟の看護をする姉役。
ほぼノーメイクで3人の母親を持つシングルマザーを、地に足のついた演技で余裕綽綽で演じてました。
対するロマン・デュリスはいつものクラピッシュ作品で魅せていたユーモラスなキャラから一変して
今作では病に冒されたダンサーという役柄でした。
そのロマン・デュリスが向かいのアパートに住む女子大生に恋をするのですが
その女子大生役の女のコが超美少女なんです!多分クラピッシュ作品のなかでもピカイチの美少女。
メラニー・ロランという女優さんだそうで、なんでもタランティーノの次回作でブラピと共演予定なんだとか。
映画の中でロマン・デュリスや、大学教授のロランが一目ぼれするのも納得するほど飛びぬけた美少女。
世の中には理想を絵に描いたような容姿の人がいるんですねぇ。
でも役柄は彼氏がいるくせに大学教授ロランを翻弄する魔性系なのですが。
今作はパリに住む人たちの群像劇なので、いろんなストーリーが交錯していくため
ちょっと話がとっ散らかってしまったような印象を覚えたのですが、
最後のロマン・デュリスの言葉がすべてを総括していて印象的でした。
”パリにいてパリで生きていることが奇跡なのに、みなその幸運を忘れている”
そうですよね、こんなにも美しい街に住んで人生を謳歌できるなんて、なんという幸運!
でも常に不満を言ってるのがパリに住む人々の姿であり、日常なんでしょうね。
その姿を映し出すクラピッシュ監督の目線はとても愛おしそうだから。
あと「猫が行方不明」に出ていたマダムルネ役のおばあちゃんが今作に出てて思わず興奮しちゃった!
まだご健在だったのが嬉しくてひとりでニヤニヤしてしまった。マダムルネ、ハマり役でとにかく最高でしたから。
そういえばマダムルネも毎日不満ばかり言ってるばあちゃんだったなぁ。




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